熱中症 屋内でも要注意!

                         


                             

 今日のスーパーニュースでも放送されていましたが、ここ数日熱中症
 倒れる子供たちが、相次いでいます。運動会の練習中の出来事で、少
 しづつ秋らしさが訪れては来ていますが、まだまだ油断は禁物です。


 実は私も熱中症にかかったことがあります。
 それは室内だったのですが、自分の出演するライブでの事。会場である 
 ジャズ喫茶で、本番中の出来事でした。ライブは休憩を挟んで約2時間
 の長丁場です。ステージでは、スポットライトに照らされるため、プレイヤ
 ーは皆汗をかきながら演奏し、また適度に緊張もするので、喉が渇きます。


 その日は8月の末の土曜日でした。まだまだ残暑の厳しい日々が続いて
 いる最中のライブ。お客さんは会場いっぱいに入り、50人程見に来て
 くれました。演奏が始まってしばらくすると、何かいつもより暑いなあ
 と思いましたが、演奏に夢中で暑さはほとんど忘れていました。
 ところがお客さん達がみな暑そうにハンカチなどで顔のまわりを仰ぎ始
 めたので、この会場全体が暑いのだと分かりました。冷房が全くきいて
 いなかったのです。


 そんな中での2時間のライブ。飲料水を近くに用意していなかったので、
 暑さと喉の渇きに耐えながらの演奏になりました。ライブ出演はやはり
 緊張するのでただでさえ喉が渇きます。ですからいつもはペットボトル
 にお水を入れてステージに上がるのですが、私はよく忘れてしまうのが
 癖でした。それがまず失敗の素。


 最後の2曲は頭がぼーっとして気持ちが悪く、何を弾いたのか全く覚え
 ていませんでした。演奏が終わってすぐに涼しい控室に行き、横になっ
 て頭を冷やし、少しづつ水分補給をしていましたが、もうぐったりして
 家に帰れるか心配しながら休んでいました。

 
 結局家には送ってもらい帰り着きましたが、頭痛と吐き気が強く身体の
 だるさも残り、2日間仕事に行かれなかったのを覚えています。通院し
 た病院では1時間の点滴をしてもらい、後は良く冷やした部屋で安静に
 して、水分補給も喉が渇く前にこまめに取る、水よりも薄めたポカリスウェット
 等のスポーツ飲料の方が身体に吸収されるので良いです。


 もうあんな思いはこりごりです。それにしても、どうして冷房がきいて
 いなかったのか、いまだに分かりません。