迷子のネコちゃん、5年の旅
迷い猫や犬の張り紙が、最近目につく様になりました。
震災後、被災者の飼っていたペット現状を見聞きしてからは、特に気
になるようになりました。
私も犬を飼っているので、もしもの事を考えて、迷子札を首輪に着け
けています。でも室内飼いにしているので、家の中にいる時には首輪
を外しています。付けたままだと何だか窮屈そうに思えるからです。
これはホントは危険な事です。
首輪をはずしている時にたまたま玄関を開けていて、大きな物音がし
て驚いた犬がビューっと飛び出してしまうかも知れません。犬は脱走
すると、追いかけて来る飼い主の様子を伺いながら、どんどん逃げま
す。わざと止まって振りかえりながらついて来るのをきちんと確認し
た上で逃げて、遊んでいるつもりになっているのです。
犬の話は置いといて、つい先日のニュース番組で、5年もの間行方不
明になっていたペットの猫ちゃんが見つかった、という報道がありま
した。場所はアメリカでなんと2600キロもの旅をして帰り着いた
のだそうです。よく帰って来れたなあと感心しましたが、その猫ちゃ
んが迷子になった訳は、家のリフォーム中に作業員がパッとドアを開
けた瞬間に飛び出して行ってそれっきりだったようです。
きっと家族の皆さんは半分諦めていたでしょう。アメリカでは迷子札
ではなく、マイクロッチップを埋め込むのが主流だそうです。日本で
も、マイクロチップを使用している飼い主さんが増えてきつつあるそ
うです。私のペットは、まだ当分迷子札でいきますが、ドアを開ける
時には、首輪をつけるようにしました。